【テクニカル分析】ダブルトップ&ダブルボトムを分かりやすく解説|トレンド転換を見抜くチャートの形

今回はテクニカル分析のフォーメーション(チャートの形)から、
ダブルトップとダブルボトムを取り上げます。

「今の上昇はそろそろ終わりそう」「この下げはどこかで止まりそう」。
【トレンドの転換点】を探すときに、比較的よく使われるパターンです。

この記事でわかること

  • ダブルトップ・ダブルボトムとは何か
  • 「完成」の判断基準(ネックライン)
  • 目標株価の目安の出し方
  • 実戦で気をつけたいポイント(ダマシ・損切り)

そもそもフォーメーションとは?

過去の値動きが描く特定の形状から、将来のトレンド反転や継続を予測する手法。
同じような形のあとは同じような動きになりやすい、という経験則から使われています。

テクニカル分析の手法の1つで、「フォーメーション分析」とも呼ばれます。

チャートパターンは大きく分けると、次の2種類に分類できます。

  • 反転型:上昇から下落(または下落から上昇)へ流れが変わる形。
    ダブルトップ、ダブルボトム、ヘッドアンドショルダーズなど
  • 継続型:ひと休みしたあと、同じ方向へ進みやすい形。
    三角保ち合いなど


今回の2つは反転型です。
ヘッドアンドショルダーズより出現頻度が高く、初心者でも見つけやすいのが特徴です。

ダブルボトム(毛抜き底) |「W」

下落が続いたあと、次のように動きます。

  1. 株価が下げて1番底をつける
  2. いったん反発する(この反発の高値がポイント)
  3. 再び下げて、【1番底と同じくらいの水準(2番底)】で止まる
  4. 再び上昇に転じる

アルファベットの【W】に見えるので、ダブルボトムと呼ばれます。

💡 イメージ:二度安値を試したのに割れなかった=「これ以上は売りたい人がいない」というサインです。

買いサインは?

ここが一番大事です。
Wの形になっただけでは、まだ買いサインではありません。

反発したときの高値を横に引いた線をネックラインと呼びます。株価がこのネックラインを上に抜けたときに、はじめて「ダブルボトム完成=上昇トレンドへの転換」と判断します。

買いサイン:株価がこのネックラインを上に抜けたとき

目標株価の目安

上昇の目安は、2番底からネックラインまでの値幅を、ネックラインから上へ同じだけ足した位置。

例:2番底が1,000円、ネックラインが1,200円なら、値幅は200円。
 ネックライン突破後の目標は 1,200円 + 200円 = 1,400円 。

ダブルトップ(毛抜き天井) |「M」

ダブルボトムを上下逆にした形です。

  1. 株価が上げて1番天井をつける
  2. いったん下落する(この下落の安値がポイント)
  3. 再び上げて、【1番天井と同じくらいの水準(2番天井)】で止まる
  4. 再び下落に転じる

 【M】の形になるのでダブルトップです。
高値を二度更新できなかったことで、買いの勢いが弱まったと読みます。

売りサインは?

売りサイン:下落の安値を結んだネックラインを下に割り込んだとき

目標株価の目安

 下落の目安:2番天井からネックラインまでの値幅を、ネックラインから下へ同じだけ引いた位置

例:2番天井が2,000円、ネックラインが1,800円なら、値幅は200円です。目標は 1,800円 − 200円 = 1,600円 。

ダブルトップ・ダブルボトム早見表

ダブルボトムダブルトップ
形WM
意味底打ち・上昇転換天井・下落転換
ネックライン1番底のあとの高値1番天井のあとの安値
サイン発生ネックラインを上抜けネックラインを下抜け
目標値2番底〜ネックラインの値幅を上へ2番天井〜ネックラインの値幅を下へ

実戦で気をつけたい4つのポイント

① 完成前に飛びつかない

「Wっぽいから」と2番底で買うと、そのまま底割れすることがあります。ネックライン突破を確認してから入るのが基本です。ただしその分、買値は高くなります。

② ダマシがある

ネックラインを抜けたように見えて、すぐ戻ってしまう「ダマシ」はよく起きます。確認のために、次の点を見ておくと精度が上がります。

  • 出来高が増えながら抜けているか
  • 終値でしっかり抜けているか(ヒゲだけで抜けていないか)
  • 抜けたあと、ネックラインが【支え(サポート)】になっているか

③ 損切りラインを先に決める

現物で買う場合、ダブルボトムなら2番底を割り込んだら損切りが分かりやすい基準です。逆に「損切り位置が遠すぎる」なら、それは見送る判断材料にもなります。

④ 単独で判断しない

フォーメーションは強力ですが、万能ではありません。
移動平均線や出来高など、ほかの指標と組み合わせて判断すると、信頼度が上がります。

まとめ

  • ダブルボトム=「W」、ダブルトップ=「M」、どちらもトレンド転換のサイン
  • ネックラインを抜けて初めて完成。形だけで飛びつかない
  • 目標値は2番底(天井)〜ネックラインの値幅で目安が出せる
  • ダマシ対策に、出来高・終値・損切りラインをセットで確認する

次回は、同じフォーメーションのヘッドアンドショルダーズ(三尊天井・逆三尊)を解説する予定です。

参考にしたもの・もっと学びたい方へ

今回の記事で参考にした文献を記載します。
簡潔明瞭でわかりやすく、ぜひご参考ください。

📖マネックス証券「テクニカル指標一覧」 
  https://info.monex.co.jp/technical-analysis/indicators/

※他の参考文献は後日追記します。


※本ブログは個人の取引記録および体験談であり、情報提供を目的としたもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

タイトルとURLをコピーしました